2001年宇宙の旅という映画を見た感想を書こうと思う
映像の芸術である
簡潔に言えば、この作品は芸術である
私が知っている映画の概念を少し変えた
これまで私は、映画はストーリーに重きを置いた映像化された演劇だと思っていた
しかしこの作品はそうではなかった
大枠のストーリーはあるが、展開で人を楽しませるものではない
映像という媒体を使った芸術だと思う
公開当時が1968年。
私が生まれる約30年前だが、作品はその古さを感じさせなかった
なぜかというと、近未来を細部までこだわり、忠実に世界観を作ったからだ
それが私の見解である
映像技術というか撮影技術が当時では革新的であり、のちのSF作品にも数えきれないほどの影響を与えたことは周知の事実だろう
知らなかった人はぜひ知っておいてほしいが、本作品は多くのSF作品の起源となっている
無重力の表現だったり、精神世界の表現だったり、なんとも鬼才としか表現できないキューブリックの描き方を見せつけられる
ちなみに、キューブリック作品は数多く、
- シャイニング
- 時計じかけのオレンジ
などがあるので、まだ見てない人はぜひ見てほしい
争いの歴史、人工知能、生命体としての地球人などテーマはあり、ストーリーを組み立てる要素とはなっているが、展開的な面白さはあまり期待しない方がいい
先にも述べたように、これは映像の芸術だからだ
この作品を見るときには、ぜひ映像の作り、撮影技術、セットのことなど映画を撮る人になったつもりで見てみるのをおすすめする
では、以上!
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