「包丁を買おう!」と思っても、どれを買えばいいのか分からないという方はいませんか?
この記事では、関孫六の包丁である木蓮と青藤の違いを徹底的に解説します。
刃の部分、柄の部分、全体のラインナップをご紹介します。
さらに、両製品の価格を比較して、より合理的でコスパの高い選択ができるようにします。
さっそく、詳しく見ていきましょう!
関孫六シリーズについて解説した記事は以下のページをご覧ください。
関孫六の包丁は幅広い商品を展開されているのが特徴
関孫六を製造する貝印は、大阪府に本社を置く日本の高級刃物メーカーです。
非の打ち所のない職人技と、刃物の品質の高さは日本国内で広く知られています。
関孫六は、家庭で料理をする方、プロのシェフ、料理好きの方向けにさまざまな包丁を展開しています。
伝統的な和包丁から日常で使える洋包丁まで、幅広く包丁を提供しています。
木蓮と青藤の違い
関孫六の中でもミドルクラスの包丁として販売されている木蓮と青藤。
外見的に似ている2つの包丁ですが、鋼材の形状と口金の部分に大きな違いがあります。
柄の背側のみに鋼材が伸びている形状を背通し、柄のお尻の部分まで鋼材が入っている形状を本通しと言います。
木蓮は本通し、青藤は背通しなので大きな違いと言えます。
口金とは、柄と刃の鋼材の接合部についている金属の部品を指します。
この形状も木蓮と青藤で異なっているため、お手入れのしやすさも変わってきます。
これらの大きな違いを中心に、木蓮と青藤の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
木蓮の特徴
木蓮は関孫六の中でもワンランク上の切れ味を持つ包丁と言えます。
心材には非常に硬い鋼材であるステンレス刃物鋼を、側面には研ぎやすいステンレス材を使用しています。
湿式平前刃付けと呼ばれる加工方法により、持続性の高い切れ味を実現しています。
また、口金には溶接口金構造を採用しています。
刃材とハンドルを溶接して繋いでいるため、水気や汚れが入り込まず清潔に保つことができます。
ハンドルには積層強化木を採用し、手に馴染みやすく木の質感が感じられます。
サイズは以下の5種類が展開されています。
種類 | 刃渡り | 価格(税込) |
---|---|---|
三徳 | 165mm | 9,350円 |
牛刀 | 180mm | 9,900円 |
牛刀 | 210mm | 10,450円 |
ペティ | 150mm | 8,800円 |
ペティ | 120mm | 8,250円 |
三徳、牛刀、ペティの3種類の中から選べます。
価格帯としては8,000〜10,000円代で販売されています。
青藤の特徴
青藤は木蓮に比べ、コストを下げて作られているのが特徴です。
鋼材は背通し仕様となっており、木蓮よりも強度は劣りますが、普通に使う分には問題はありません。
裏を返せば鋼材部分の体積が減るため、木蓮に比べて軽いというメリットになります。
口金は合わせ口金といわれる形状になっています。
溶接口金ではないため、多少は隙間から水分などが入り込むことがあります。
ハンドル部分は木蓮と同じ仕様のため、違いはありません。
展開されているサイズは以下の5種類。
種類 | 刃渡り | 価格(税込) |
---|---|---|
三徳 | 165mm | 7,150円 |
小三徳 | 145mm | 6,600円 |
牛刀 | 180mm | 7,700円 |
牛刀 | 210mm | 8,250円 |
ペティ | 120mm | 6,050円 |
三徳、牛刀、ペティに加えて小三徳が用意されているのが特徴です。
価格帯は6,500〜8,000円代で、木蓮よりも2,000円程度安く手に入ります。
【口コミあり】自分に合った包丁の選び方を紹介
「木蓮と青藤の違いは分かったけど、結局どっちがおすすめなの?」
と思った方はいませんか?
木蓮と青藤の違いを知ったら、次は自分に合った包丁の選び方をご紹介します。
用途やお手入れの頻度によって、どちらの包丁を選ぶべきか変わってきます。
自分がどのように使うのかを考えて、ぴったりの一本を選びましょう!
木蓮の口コミ
Twitterの口コミをもとに木蓮の評判を見ていきましょう。
牛刀は180mmと210mmの2種類用意されており、評判がいいです。
刺身包丁の代わりとしての使い方も考えるならば、210mmの購入をおすすめします。
Amazonでは割引価格で販売されていることもあります。
購入する際は、お得なタイミングを狙ってみてください!
青藤の口コミ
Twitterの口コミをもとに青藤の評判を見ていきましょう。
べにふじと並んでコスパが最高だと言われている青藤。
刃付けのしやすさ(包丁の研ぎやすさ)も好評で、たまにしか手入れをしない方におすすめです。
パンを切る際にも使えて、オールマイティな包丁を探している方にはぴったりですね!
まとめ
関孫六の中でも似ている木蓮と青藤について、それぞれご紹介してきました。
どちらもミドルクラスの包丁ですが、木蓮のほうが2,000円ほど上の価格になっています。
その理由は「鋼材の形状が本通し・背通しで異なる」、「口金が溶接・合わせで異なる」の2つです。
また、ラインナップの違いとして小三徳があるかないかという点もあります。
使用用途やお手入れの頻度、求める重さ・長さによってもおすすめする包丁は変わります。
どちらも高品質の商品ですので、自分に合った包丁を選んで、これまでより料理を楽しみましょう!
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