このページでは、貝印の包丁ブランドである関孫六について、和包丁の金寿・銀寿・碧寿がどのような違いなのかを解説します。
「新しい出刃包丁が欲しいけど、どれを選べばよいか分からない…」
「刺身包丁デビューしたいけど、種類が多すぎて違いが分からない…」
悩みを抱える方に役立つ記事となっていますので、ぜひ参考にしてください。
関孫六は国内シェアNo.1である貝印の包丁ブランド
貝印は日本に本社を置く大手刃物メーカーです。
刃物メーカーの中でも大きな会社で、国内シェアはトップを誇ります。
貝印が販売する料理用包丁のブランドの一つが関孫六です。
洋包丁と和包丁ともにリリースしており、幅広いユーザーを想定した製品となっています。
6種類の和包丁を取り揃え、用途に合った選び方が可能
和包丁といっても、種類はさまざまです。
魚をさばく、野菜を切る、刺身を作るなど用途に合った包丁を選ぶために、包丁の種類を知りましょう。
出刃包丁
魚をさばくときに使われる包丁です。
魚の硬い骨を切るために、刃は厚くなっているのが特徴です。
重量が重く、扱いには多少の慣れが必要です。
魚だけでなく、肉を切るときにも使えます。
関孫六でのバリエーション展開
- 金寿ST
- 金寿 本鋼
- 銀寿ST
- 銀寿 本鋼
- 碧寿ST
刺身包丁
刃渡りが長いのが特徴の包丁です。
名前の通り、刺身を作るために使われ、魚でも肉でもきれいに刺身にすることができます。
1回のストロークで身を切り落とすことができるようにこのような形をしています。
関孫六でのバリエーション展開
- 金寿ST
- 金寿 本鋼
- 銀寿ST
- 銀寿 本鋼
- 碧寿ST
菜切り包丁
主に野菜を切るときに使われる両刃の包丁です。
古くから伝わる和包丁の一つで、みじん切りや千切りに向いています。
一方で、魚や肉を切ることには向いておらず、細かい作業も得意ではありません。
関孫六でのバリエーション展開
- 金寿 本鋼
- 銀寿ST
- 銀寿 本鋼
薄刃包丁
菜切り包丁と形が似ていますが、刃が薄いのが薄刃包丁の特徴です。
片刃であるのも菜切り包丁との違いの一つです。
野菜を切るときに使われることが多く、刃が薄いために細かい作業もしやすいです。
野菜の繊維を壊さないで切ることができるのがメリットです。
関孫六でのバリエーション展開
- 金寿 本鋼
- 銀寿ST
- 銀寿 本鋼
船行包丁
出刃包丁を小さくしたような形の包丁です。
出刃包丁より軽く小さいため、使い勝手が良いのが特徴です。
魚をさばいたり野菜を切ったりできる万能型で、ちょっとした作業にピッタリです。
元々、漁師が船の上で使うために作られたので、船行包丁という名前がつきました。
関孫六でのバリエーション展開
- 銀寿 本鋼
鎌型包丁
薄刃包丁の刃の形状が鎌のように丸くなっているのが鎌型包丁です。
刃先はとがっているため、繊細な作業がしやすく、飾り切りなどにピッタリです。
また、かぼちゃの種取りなど野菜の処理にも使えるため、一本あると幅広く使えます。
関孫六でのバリエーション展開
- 銀寿 本鋼
和包丁は金寿・銀寿・碧寿の3つのグレード展開
関孫六では、和包丁のグレードとして3種類を展開しています。
金寿(きんじゅ)、銀寿(ぎんじゅ)、碧寿(へきじゅ)の3種類です。
グレードによって販売されている包丁の種類も異なります。
自分が欲しい形の包丁は、どのグレードのものがあるのかを確認してみましょう。
また、購入するときには価格帯も大切になってきます。
使っていく中でどのグレードのものが一番合っているのかを考えてみてください。
金寿
関孫六の和包丁のなかでも最高品質のモデルとなります。
刃の素材にステンレスを使った金寿STと本鋼を使った金寿 本鋼の2種があります。
価格帯は金寿STが6,000〜8,000円、金寿 本鋼が8,000〜12,000円となっています。
金寿ST
刃には強度に優れたモリブデンバナジウムステンレス刃物鋼を使用しています。
鋭い切れ味としっかりとした耐久性で長年にわたり使える包丁です。
また、刃先の形状もお手入れがしやすいように作られており、和包丁の扱いに慣れていなくても安心して使えます。
柄の部分は黒の積層強化木を使用して、強度とフィット感を実現しています。
販売中のモデル(全7種) (表示価格は参考)
- 出刃(105mm) \6,050
- 出刃(150mm) \7,150
- 出刃(165mm) \8,250
- 出刃(180mm) \9,350
- 刺身(180mm) \6,050
- 刺身(210mm) \7,150
- 刺身(240mm) \8,250
金寿 本鋼
ステンレスとは切れ味の質が異なる本鋼を使用しています。
本鋼は刃こぼれしにくく粘り強いのが特徴。
丁寧に刃付けされているため、より一層鋭い切れ味を感じられます。
ハンドル部もこだわりの天然木を使用し、なじみやすく耐久性に優れたつくりになっています。
販売中のモデル(全8種) (表示価格は参考)
- 出刃(105mm) \8,800
- 出刃(150mm) \11,000
- 出刃(165mm) \12,100
- 出刃(180mm) \14,300
- 刺身(210mm) \11,000
- 刺身(240mm) \12,100
- 菜切り(西型)(165mm) (参考価格なし)
- 薄刃(165mm) \11,000
銀寿
金寿に次ぐスタンダードなモデルとなっているのが銀寿です。
銀寿STと銀寿 本鋼の2種類展開となっており、販売モデルも26種と多いのが特徴です。
初心者から上級者まで幅広いユーザーが使いやすいように作られています。
銀寿ST
ステンレス製の刃であるため、サビに強くお手入れが簡単です。
金寿と同じこだわりの刃付けを行っている本格和包丁です。
持ち手となる柄は高級感のある天然木を使用し、自然素材の馴染みやすさを感じます。
ステンレス製のSTシリーズでは最多となる全11種類のモデル展開となっています。
販売中のモデル(全11種) (表示価格は参考)
- 出刃(105mm) \3,300
- 出刃(150mm) \4,950
- 出刃(左)(150mm) \6,050
- 出刃(165mm) \5,500
- 出刃(180mm) \6,050
- 刺身(180mm) \4,400
- 刺身(210mm) \4,950
- 刺身(左)(210mm) \6,050
- 刺身(240mm) \5,500
- 菜切(165mm) \3,850
- 薄刃(165mm) \4,950
銀寿 本鋼
本鋼が持つ切れ味の良さを最大限に活かすため、こだわりの鍛造和造りの銀寿 本鋼。
職人の手によって一本ずつ丁寧に仕上げられ、耐久性と切れ味の優れた包丁が作られます。
柄には水に強い天然木を使用しているため、しっかりと長持ちします。
シリーズ内最多の全15種類が取り揃えられ、船行包丁、鎌型包丁など珍しい形の包丁も手にすることができます。
販売中のモデル(全15種) (表示価格は参考)
- 出刃(105mm) \6,050
- 出刃(135mm) \6,600
- 出刃(150mm) \7,150
- 出刃(左)(150mm) \11,000
- 出刃(165mm) \8,250
- 出刃(180mm) \9,900
- 刺身(180mm) \6,050
- 刺身(210mm) \7,150
- 刺身(左)(210mm) \9,350
- 刺身(240mm) \8,250
- 菜切り(西型)(165mm) \4,950
- 菜切り(東型)(150mm) \4,950
- 薄刃(165mm) \8,250
- 舟行(165mm) \8,250
- 鎌型(165mm) \8,250
碧寿
初めて和包丁を手にしたいという方へおすすめのベーシックモデルです。
価格帯が比較的低く、2,500〜5,000円ほどで購入することができます。
碧寿STのみの商品展開となっているため、刃に本鋼を用いたモデルは存在しません。
コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
碧寿ST
刃はサビにくいステンレス刃物鋼を使って作られており、簡単にお手入れできるのが特徴です。
切れ味が落ちてきたときには、自宅で研ぎ直しも簡単にできます。
ハンドルは樹脂製で水洗いもOK、耐熱性も高いので使い勝手が良いです。
販売中のモデル(全7種) (表示価格は参考)
- 出刃(105mm) \2,420
- 出刃(150mm) \3,850
- 出刃(左用)(150mm) \4,950
- 出刃(165mm) \4,950
- 刺身(180mm) \3,300
- 刺身(210mm) \3,850
- 刺身(左用)(210mm) \4,950
関孫六の和包丁は3種類!自分に合ったグレードを選ぼう
関孫六の和包丁について、金寿、銀寿、碧寿の3種類を解説してきました。
とりあえず和包丁を使ってみたい!という方は碧寿、コスパのいい和包丁が欲しい方は銀寿、高品質の包丁を長く使いたい方には金寿をおすすめします。
場面ごとに使える包丁も変わってきますので、自分に合った包丁を探してみてください。
関孫六の和包丁選びに悩んでいる方の参考になったら嬉しいです!
それでは、また!
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